「男たちの大和」鑑賞せり。

☆「男たちの大和/YAMATO」



近所の映画館で上映終了してしまうということを聞き、暇だしいっちょ見ておくか!という軽いノリで出陣。上映前は「ジャーヘッドやってたらそっち見ようよ。」なんて話したりしていましたが、鑑賞後はみんな涙目で映画の感想を熱く語る始末(笑)いやぁなかなか面白かったですよ。



ストーリーなんかはリンク先の公式サイトを見てもらうとして、あの戦艦大和のスケール感はかなり好印象でした。菊紋とか渋すぎ。そしてデカイ。巨大建造物好きとしてはそれだけでもかなりポイントアップでしたよ。そしてその大和が苛烈な攻撃を受け、無残にも沈んでいく姿には思わず息を呑み食い入るようにスクリーンを見つめていました。ありゃすごいわ。評判がいいのも分かる。



映画の中には沖縄に向け出撃する大和の乗組員たちの家族、恋人などとの出撃前の最後の別れなどを描いているシーンがあります。ご丁寧に色んなパターンが用意されているので人によって感動するポイントは違うんでしょうね。自分はボタモチ編が一番きました。ありゃ反則、れいなにネコ耳くらいの反則技ですよ(笑)

そしてその別れのシーンや最後の戦闘シーンなどを鑑賞して、自衛官である自分の使命に対する自覚や覚悟、そして死生観などについて再考させられました。物騒、物騒といわれる世の中でもやっぱり平和な現代の日本ではやはりそういった意識は薄れがちで、普段の訓練についても「訓練の為の訓練」になりがちなんですよね。もちろん訓練においては「常に実戦を意識せよ」などといわれますが、生き死にの心構えについては難しいものがあります。一応両親には「何かあったときは面倒を見てあげられないかもしれない」なんてことは話したことはありますが、自分にしても両親にしてもそこまで現実的には考えてはいないかもしれません。自分は結婚しているわけでも無いし、家には長男も健在なので守るべきものも無いしね、”死に方用意”の覚悟は出来ているつもりです。「自分でも何かの役に立てるなら、命を捨てても構わない」なんてことをいうと劇中の森脇二主曹あたりに怒られそうですけどね(笑)ポイズン。



まぁそんな感じで色々考えさせられる作品でした。自衛官は見ておいたほうがいいかも。というか自分が自衛官だと知っている人はいるのかね?(笑)単なる青いシャツのお兄さんではないのですよ?んー。



そしてこんなのも発見。

☆再び大和の海へ〜“沖縄水上特攻”元艦隊乗組員ら、4月に最後の洋上慰霊(YOMIURI ONLINE)

>>太平洋戦争末期の「沖縄水上特攻」で、鹿児島県坊津沖の東シナ海に沈んだ戦艦大和以下第2艦隊の元乗組員と遺族が、61年前の出撃日に合わせて、洋上慰霊祭を計画している。



・・・ちょっと行ってみたいなと思った自分がいます。ま、スケジュール的に無理だけどね。