「リボンの騎士ザ・ミュージカル」独り善がりレポ(その2)

小鳥のさえずり。上手から王妃さまマルシアさんの登場。パチパチパチ。いかにも西洋のお妃様って感じのキレイなドレス、そして大きな頭(笑)宮殿の王様専用の奥庭で娘を探しています。


サファイア、どこにいるの?サファイア」優しい王妃様の呼ぶ声に返す、元気な声。川*’ー’)お母様、ここです!


下手よりサファイア姫の登場。足早に王妃様の下に駆け寄っていく。このときの高橋さんがかわいらしいんだな〜。シンプルだけどキレイな青いドレスをなびかせて・・・主人公の登場に自然と拍手が起こる瞬間。
このとき、花道奥手の照明にドレスの裾がひっかかったこともあったな〜。前に進もうとしても進めない高橋さん。でも回数をこなしているだけあって、パッと裾を引き抜き、リカバーしたんですよ。さすが愛ちゃんですわ〜。そして「大丈夫?」とアドリブ返しのマルシアさんにも感服。百戦錬磨。


花摘みに行っていたサファイア。お母様にブーケの作り方を教えてもらう。まず色ごとに分けて・・・花言葉を口ずさみながら楽しげに過ごす二人。
このときの二人はまさに母娘の姿。マルシアさんの優しい口調、まなざしもいいけど、愛ちゃんのキラキラした目でお母様を見つめる表情なんてのはとても演技とは思えないくらい。個人的にグッと来るシーンなんです。これからの二人の物語を知った今はひとしおに。そして花言葉を通じて優しさと強さを教えるお妃様・・・このひとの娘への愛情がまた温かい。



九時の鐘がなる。女の子のサファイアが男としてのサファイア王子の姿に戻らなければならない時間。足早に庭を去るサファイアの姿を悲しげに見送る王妃。そこで王様、箙かおるさんの登場。この王様がまたカッコイイ。惚れる。



女であるのに王子として振舞わなければならないサファイア。王も王妃もそんな娘サファイアのことを嘆き心配する。でもそれはこの王国のため、国民のため・・・。王様・・・アンタ良い人や!その優しさから来る厳しさ・・・素敵です。


川*’ー’)母上!
嘆く王妃に答える晴れやかな声。そして王子の姿となったサファイアの登場。白を基調とした衣装・・・さっきまでの女の子らしい姿とは違いとてもスマートででもかわいらしくて。表情もしっかり男の子になってるので注目です。そんなサファイアが階段を駆け下りてくる姿もいいんだよな〜。


これからは王子として過ごす時間。大臣には気をつけろと王様からの忠告もあり、王子は閲兵式へと向かっていく。と、その前に王妃様にブーケを渡すサファイア。どうやら、着替えながらも作っていたらしい。「なんて優しい子だろう」と王様。というかなんだよこの幸せ家族計画は(違) 素敵杉。



幸せ空気を残して庭をあとにする王たち。だれも居なくなった庭の様子をこっそり伺う不審人物Mr.O(笑) 来ました、家臣ナイロンこと小川麻琴の登場です。影の主人公の登場に自然と拍手の会場(嘘)
抜き足、差し足とどうやら大臣を探している様子。このときのマコの仕草がかわいいのです♪というか、衣装がカッコいいんだよね〜。マコが着ると少しほんわかしたイメージになるけど(笑)でも決めるところは決めるんですよ♪とそれは後のお楽しみ。

∬∬´▽`)大臣、大臣閣下ぁ〜と呼ばれて登場の大臣吉澤ひとみ。上手からササっと駆け込んでくる姿・・・きゃーとってもカッコイイ。このひとが悪役なんて、いや、かっこいいから悪役なのか?
もともとスマートだし、それにあわせてか衣装もクールだし、短めのマントとかカッコよろしいし・・・と思ってると意に反してか面白いことをやってくれちゃうんだこのひとは♪
この大臣登場は見所。登場するたびに色んな決めポーズを決めてくれる大臣。腕を前に組んで可愛いポーズだったり、さとう珠緒さん直伝のプンプンだったり、松浦さんが出てきた時は「ズバッと!」ってやってくれたりね。打ち合わせしてないのか、目の前のナイロンが目を白黒させてくるときもあって面白いんです。
あ〜、このときに大臣に駆け寄るナイロンの姿も重要。大臣に向かって楽しそうな笑顔撒き散らしながら、両手を広げて跳んでいくのです(笑)あんたどれだけ大臣好きなんだとっ・・・少し嫉妬をしてしまう瞬間でもあります(愚)


この二人、なんでこんなところにいるのか?・・・それは王たちの秘密を知るため。しかし物陰からこっそり会話を聴こうとしたがそれもうまくいかず。ここで大臣自慢の最新兵器(オウム)の登場。
「さいしんへーき!」と人の声を真似る胸なしオウム(笑)ここでのオウムとのやりとりが大臣とナイロンの関係性を濃く感じさせてくれます。


そして大臣の野望。サファイア王子の秘密を暴き、自分の可愛い息子を王にしたてあげたいのだ。そんな親の心を知ってか知らずか呑気に登場の大臣の息子プラスチックこと久住小春。丈も大きめの可愛い衣装、大きいボタンも可愛らしい。


リo´ゥ`リはぁーい、ここでぇす♪なんてカレー食いながら(笑)もちろんカレーは劇場内レストランで好評販売中の「小春ちゃんのハンバーグカレー」。あ、自分がお店に進呈した小春パスは活躍してるのかな〜?千秋楽のときにカレー食いがてら確認しにいこう♪


呆れてその場を後にする大臣とナイロン。馬鹿って言われちゃった(笑)
リo´ゥ`リ馬鹿って言った・・・ってしょんぼりしたかと思えば、これからはプラちゃんの独壇場♪呑気な音楽に合わせて歌う。たぶんはじめて見ると唖然とするだろうな〜。自分も初日は口あんぐりとしたもんだ(笑)でも場の雰囲気を一気に変えるこのシーンは良いアクセントだな〜って思います。プラちゃんはけっして馬鹿じゃないよ!!なんつーか、かわいいんだからいいじゃん!*1(笑)


プラちゃんの歌に拍手。と気が付けば隣にナイロン卿がお控えなすっている。デーンとプラちゃんにヒップアタックを浴びせ、音楽にあわせて今度はナイロンの見せ場だ。
二人ともメンバーの名前を列挙する早口言葉のような歌を歌うんだけど、これがなかなか。とりあえず自分が観た回では噛んだのを見たことないはず。それってすごくない?なんか新潟出身コンビの陰の努力を感じられるシーン。大スキ。


ナイロンの歌に拍手。と気付けば隣に大臣の姿。怒ってます。ズイズイと近づいてくる大臣。思わず背筋を伸ばすナイロン。大臣にペコリと頭をさげるも通じない様子。しまいにはプラちゃんと顔を合わせてどうしようか?という感じ。
そんな姿に怒りゲージMAXの大臣。ビシッと指差し、まくりたてる。このときの息継ぎほとんどなしの歌いっぷりには感動、そして拍手。あとこのときの怒られコンビのまくしたてられている様子が自分的には好き。あのリズムと動きがいいんですよ。
二人に怒鳴り散らしていくらかすっきりした様子の大臣。「行くぞ!」と二人を従え袖に消えていく。






物語本編の冒頭部分。宮殿の奥庭でのシーン。大きくは王、王妃、サファイアのシーンと大臣、ナイロン、大臣の息子のシーンの二つに分かれます。どちらもこのあとの物語に繋がる場面。というかあまり無駄なシーンってないんですけどね。
歌などで物語の設定をうまいこと説明してくれるし、それによって登場人物のキャラクターもはっきりしてくるんですよね〜。


楽曲的には「ブーケ」、「王と王妃」がとても優しくて良い。アコースティックな音が会場の雰囲気をやわらかくしてくれます。
そしてプラちゃん&ナイロンの「記憶力」。パーカッションがコミカルな表現をいっそう際ださせてていいよいいよ〜。呑気な二人のこの振り幅があとで生きてくるからワクワクしちゃうわ♪マコヲタでなくても集中すべきシーンです。

*1:道重理論