「リボンの騎士ザ・ミュージカル」独り善がりレポ(その4)

なんだかコ気味良い音楽。上手花道から走りこむ人影。顔をマントで隠しているので誰だかわからないよ〜!なんて思っているうちにセンターへ到着。鮮やかにマントを翻し、姿を現したのは・・・隣国のイケメン野郎(笑)ことフランツ王子様ですよ!


フランツ王子といえばサファイアが恋心を抱くと相手というとても重要な役割、そしてこのミュージカルの売りのひとつでもあるトリプルキャストの役柄です。このフランツを石川梨華松浦亜弥安倍なつみが演じるわけですが、自分は安倍さんだけは観てないんですよね〜orz これだけ観ていて安倍さんだけ観れてないやつとかあんまり居ないんじゃないのと自分でも凹むくらいですが、他の二人だって面白いんだもん!!とあえてここは強がりを言っておきます(笑)


フランツ王子を目ざとく発見の淑女隊。「わたしとおどってぇ〜♪」ってウザ可愛すぎ。ここからは「フランツ王子、淑女からの決死の逃走劇」の始まり始まり。
ノlc| ・e・)いたぁ♪
ノノ*^ー^)逃がさないわよっ♪
って淑女・・・かわいいっていうのも疲れたほどかわいい(笑)このときの古畑任三郎ばりの新垣さんも良いが、亀井のセリフがとろけるほどキテル。あのちょっと悪い感じに微笑む亀井の表情、パッと扇を開く仕草・・・天性ですわ。そりゃ人気出るよ、と感心しきり。


宮殿を縦横無尽、うまく逃げ回っていたフランツ王子もとうとう淑女隊に捕まってしまう。「王子様・・・おいでなさい♪」ってこのときのみんなの演技は可愛いというより怖い(笑)特に石川さんが淑女の時は凄くて、明らかに過剰な演技に思わず噴出してしまいそうです。中盤は田中さんの手招き*1も滑らかになっていて良かったなぁ。今頃はどうなっているだろう・・・あー観たい!!(発作)



その後、なんとか淑女たちを撒いたフランツ王子。フラフラ。「このままではこの国を出る前にスッパダカにされそうだ!」と。このときの演技は石川さんと松浦さんではずいぶん違う。石川さんはあくまでも気障な男らしく。松浦さんは・・・あややです(笑)となると安倍さんはどうだったんだろう?と思わず違うキャストでの公演を観に来たくなってしまうのがこの「リボンの騎士ザ・ミュージカル」の中毒性の要因だよなぁ。今回は完全にウチラの負けです。


王子はいたか?!であえ、であえ!とまるで悪人の王子(笑)まだまだ続く捜索の手にフラフラの足取り、と、見知らぬ女性とゴッツンコ。赤いドレスに亜麻色の髪・・・あのサファイアです。


ぶつかって、ふと見詰め合う二人。少しの間をおいた後、ふと我に返り足早に立ち去ろうとするサファイア。「待って!」と呼び止めるフランツの声。自分のことも知らない不思議な女の子・・・このときのフランツはどのような心境だったんだろう。まさに一目ぼれ、その亜麻色の髪の乙女を踊りに誘う。即答、するわけでなく答えを躊躇するサファイア。このときにさっきのシーンとか瞬間的に思い出して切なくなるんです。
そんな反応にフランツ王子も、どうぞ行って下さい・・・と諦めたそのとき、サッと前に進み出るサファイア
川*’ー’)わたしでよろしかったら・・・喜んで。
あーあーこのときの愛ちゃん可愛いあー。というか亜麻色の乙女のときの愛ちゃんはまさに乙女チックな演技で、でも自然で可愛らしい。こんな女の子が目の前にいたら・・・たぶん自分は近寄れないな。輝きすぎ。高橋さんヲタはさぞ幸せを感じてるでしょうね♪


踊る二人。舞台いっぱい使って優雅に、華麗に。音楽も心地よくて・・・思わず見惚れてしまうシーンです。


踊り終わり、一息の間、そしてフランツの一言。「姫。」。思わず返事をしてしまうサファイアだがもう遅い。その気配、物腰、只者ではないと問い詰められる。と、そのところにあの淑女隊登場。「ちょっと、あのこだあれ?まさかフランツ王子様と・・・」とメラメラと燃え上がる淑女たちの怒り(笑)当のサファイアは、先ほど踊った人物があのゴールドランドのフランツ王子だと知って驚くばかり。マンガみたいにハンカチを噛み、キィー!ひっかいてやるぅ!と悔しがる淑女たちに追われるサファイア

このシーンの淑女がまた(笑) 淑女なんてどんな端役だろうなんて始まる前は思ってたけど、いや〜これが面白くて可愛くて。こういう一見その他大勢の役柄でもそれぞれに旨味を持たせてるあたりがさすがのキムシンクオリティなのですか?もうね、ありがとうございますという言葉しかでてきません。完敗です。もう、ハ○とか陰口たたきませんからっ(笑)


淑女もサファイアも去り、一人残されたフランツ。フランツ版「Mystery of Life」。
なぜこんなに心ときめいているのだろう?出会ったばかりなのに・・・とときめく心のうちを歌い上げる。
このときの石川さんは・・・観ている方もドキドキです(笑)でもね、しっかり歌ってますよ。男役ということでいつもより若干低めのキーのおかげもあるんでしょうが、なにより丁寧に歌っているからこそだと思います。石川さんの座右の銘「一生懸命」。伊達じゃ有りませんね〜、まさにそれを実践しているんですから。
松浦亜弥ンツのときは、歌唱力にはなんの問題もなし。ただ男の子的な心理描写は石川さんに比べると薄い感じもしますね。


歌い終わり、ビシッと決めたフランツ。そこに駆け込んでくる淑女たち。亜麻色の髪の乙女を追いかけたが取り逃がしてしまいへとへとの様子。そこに登場のサファイア王子。もちろん王子様の姿。「やぁフランツ殿下」と初対面のフランツに挨拶。フランツもこの方がサファイア王子と知り一礼。そして先ほどの乙女のことを尋ねる・・・がはぐらかされてしまう。「こちらへ。ささやかながらおもてなしを。」と場を去る二人の王子。
取り残される淑女たち・・・がっくり肩を落とす・・・・・・

♪王子様に 王子様をとられたぁ・・・フララフラ!


まさかの失恋にショックを受ける淑女たち。お腹いっぱいです。でも、まだ食べれるもんね!川o・-・)おかわり!!(笑)


リボンの騎士」で幸せ太りですよ。マジデ。

*1:肉球付き