「リボンの騎士ザ・ミュージカル」独り善がりレポ(その13)

暗い森。嵐の中、お互いに肩を預けながら歩く二人。すでに体力の限界、ついに王妃様が倒れこんでしまう。「私を置いて行って、お願い、あなただけでも生き延びて・・・。」そう言い残し気を失ってしまう王妃。辛い、助けも来ないそんな状況、母上も倒れてしまった・・・お父様助けて、お母様が死んでしまう、お母様が助かるなら・・・。そんなサファイアの心の叫びにどこからか応じる声。

「その願い、叶えよう!」


魔女ヘケートの登場。ようやくここまで来たのね、と全てを見透かしているようなヘケート。お母様を助けて、というサファイアの願いに対し取引を持ち掛ける。「あなたの魂をちょうだい。」
「魂?!」怯むサファイアをあざ笑うヘケート。「命までは奪わないわ。私には見える・・・あなたは男と女、二つの魂を持っている。」
突然伝えられた衝撃的な事実。「男と女、そんな馬鹿な!わたしは女です!」自分も知らなかった事実に困惑するサファイア。「お前の中では女の魂が強いのね。私が欲しいのはその女の魂よ。」ヘケートは人間としての魂、それもフランツ王子に愛されたサファイアの魂が欲しかったのだ。「私はそれを手に入れて、愛される女になるの。」


魔女として永遠の命を与えられたヘケート。これまでも色んな男を愛したがみんな自分を残して死んでしまった。永遠の命は永遠の孤独・・・愛する人と生きて共に滅ぶ人間の人生が欲しい。そんな悲しみを背負ったヘケート。このときの歌、「魔女」はとても悲しくてね・・・苦労したんだよヘケートも、だってかわいそうじゃん。自分の魂ならいくらでもあげちゃうけどね!でも自分、男だからだめでしょ?セーフ(笑)
いや、でもこのときの藤本さんの歌声はすごいですよ。一般の方の評価もとても高い藤本さんの歌声*1、この人がモーニング娘。だというのが嬉しい。自分も小川麻琴はパンダのようにかわいがってるよ!よし、これからは藤本さんとはマブだ(勝手)



そんなやり取りの中目覚める王妃。魂を渡してはだめ・・・と言い残し再び気絶。王妃に駆け寄るサファイア、ヘケートは不敵な笑みを湛えながらその光景を眺めているだけ。青ざめ、冷たくなっていく王妃。サファイアは意を決してヘケートの傍に歩み寄る。「いいのね?」とヘケート。「いいわ・・・お母様が助かるなら魂でも命でも!」そう覚悟を決めたサファイアの背後に立つヘケート。音も無くナイフを取り出し、「言っておくわ。ひとつ魂を失ってもあなたは死なない。二つ目を失ったらあなたは・・・死ぬ。」ズッとサファイアの背中に突きたてられたナイフ・・・そしてヘケートの手には光り輝く魂が。


「フランツ様、さようなら・・・。」魂を抜き取られたショックで気を失うサファイア。魂を手にしたヘケートは高笑いをしながら闇夜に消えていった。





とうとう念願の魂を手に入れたヘケート。そして女の子の魂を奪われてしまったサファイア。男の子として育てられ、じっと押さえこんできた女の子としての自分。そして今、女の子の魂の為に国を追いやられてしまった。でも優しいお母様が愛した女の子としての自分も、フランツ王子への熱い恋心を教えてくれたのもやっぱり女の子の魂だったはず・・・それがこうも簡単に奪われるとは。ちくしょー、藤本じゃなくてヘケートめ。悪いコだ、悪いコたちだ!大臣もヘケートも悪いコだ!愛ちゃんをこんな目に合わせやがって・・・福井から出てきたんだぞ!頑張ってるんだぞ!ぜんぜん訛ってなんかないんだぞ!うわぁぁぁんガニマタっていうなぁぁ(笑)
なんて大臣に続きヘケートまでも、悪役大活躍の中盤戦。思わず感情移入しすぎてヘケートを睨み付けるが、目が合いそうになったらすぐに目を逸らしちゃったり。いや、あのひとホント怖いっすよ(笑)一桁列とかで見るとたまに見上げるような格好になるんですが、そのとき見下ろされたりした時にゃ思わず惚れてしまうほど(惚れんな



これから物語はクライマックス。女の子の魂を獲られてしまったサファイア、その運命はいかなるものか!次回「リボンの騎士」!「男か女か!サファイアの上に輝く死兆星」!!

リo´ゥ`リ<おまえはすでにしんでいるぅ♪










・・・なんだこれorz

*1:色んな非ヲタブログ調べ